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グルタルアルデヒドとは?

ぐるたるあるでひど

グルタルアルデヒドとは、強力な殺菌消毒作用をもつ有機化合物で、医療器具の滅菌や生物標本の固定に広く用いられる試薬です。

グルタルアルデヒド(glutaraldehyde)は、分子式C₅H₈O₂で表される脂肪族ジアルデヒドの一種です。両端アルデヒド基(-CHO)を2つもつ直鎖状の5炭素化合物で、常温では無色~淡黄色液体として存在します。

その最大の特徴は、タンパク質のアミノ基と反応してシッフ塩基を形成し、架橋(クロスリンク)を引き起こす強力な反応性にあります。この架橋作用によって微生物のタンパク質や核酸を変性・不活化するため、細菌・芽胞・ウイルス・真菌を含む幅広い微生物に対して殺滅効果を発揮します。一般的な次亜塩素酸ナトリウムや消毒用アルコールでは対処が難しい芽胞に対しても高水準消毒が可能な点が特筆されます。

主な用途は以下のとおりです。

  • 内視鏡・手術器具などの高水準消毒・滅菌
  • 電子顕微鏡観察のための生物組織の固定(2〜4%溶液)
  • 皮革産業でのなめし剤
  • 工業用防腐・防微生物処理

一方、揮発性が高く粘膜刺激・アレルギー・職業性喘息の原因となる危険な試薬でもあり、使用時は換気や個人防護具の着用が必須です。日本でも厚生労働省の化学物質管理規制の対象となっており、医療現場では代替品への移行も進んでいます。

使い方・例文

病院の内視鏡室でスコープを2%グルタルアルデヒド液に20分以上浸漬して消毒する場面や、電子顕微鏡のサンプル調製で細胞を固定する際に用いられます。

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