グリコーゲンとは?
ぐりこーげん
グリコーゲンとは、動物や人体が余分なグルコースを貯蔵するために合成する多糖類で、エネルギーの備蓄庫として機能します。
グリコーゲンは、グルコース(ブドウ糖)分子が多数結合してできた多糖類(ポリサッカライド)で、動物・菌類・細菌などが糖を貯蔵するために合成します。植物がデンプンとしてグルコースを蓄えるのと対照的に、動物はグリコーゲンという形でエネルギーを保持します。
構造上の特徴として、グルコースどうしがα-1,4グリコシド結合で直鎖につながり、12〜14残基おきにα-1,6結合による分岐を持ちます。この高度に分岐した樹状構造により、必要なときに末端から一斉に分解(グリコゲン分解)でき、素早くエネルギーを供給できます。
体内での主な貯蔵場所は以下の2か所です。
- 肝臓:血糖値を調節するため、グリコーゲンを分解してグルコースを血中に放出する
- 骨格筋:筋収縮のエネルギー源として局所的に利用され、血糖には放出しない
食事で摂取した炭水化物が血糖値を上げると、インスリンの働きでグリコーゲン合成が促進されます。逆に絶食・運動などで血糖が低下すると、グルカゴンやアドレナリンがグリコーゲン分解を促し、血糖値を維持します。スポーツ科学では「グリコーゲンローディング」という食事法がよく知られており、持久系競技前に筋グリコーゲン量を最大化して競技パフォーマンスを高める手法として活用されています。
使い方・例文
マラソン後半に脚が動かなくなる「壁」は、筋グリコーゲンが枯渇した状態で起こります。また、食後に血糖値が上がると肝臓がグリコーゲンを合成して血糖を下げ、空腹時には再び分解して血糖を補います。
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