クロバエ科とは?
くろばえか
クロバエ科とは、ハエ目に属する昆虫の科で、体が光沢のある黒色や青緑色を帯び、腐肉や動物性有機物に集まる種を多く含みます。
クロバエ科(学名:Calliphoridae)は、ハエ目(双翅目)に属する昆虫の科で、世界に1,000種以上が知られています。日本では、キンバエ、ニクバエ(ニクバエ科に移されることもある)、オビキンバエなどが代表的です。体には金属光沢があり、光の当たり方によって青、緑、紫色などに輝いて見えるのが特徴です。
クロバエ科の多くは腐肉食性で、動物の死骸や糞、腐敗した有機物に集まり、産卵します。孵化した幼虫(ウジ)は腐肉を分解・消費しながら成長します。この性質から、法医学(法昆虫学)において死後経過時間の推定に利用されるなど、意外な応用分野でも注目されています。
また、クロバエ科の一部の種は動物や人間に寄生するハエ症(マイアシス)の原因となります。幼虫が生きた組織に侵入して成長するケースもあり、医学・獣医学的に問題となることがあります。一方、医療目的でウジを用いて壊死組織を除去する「ウジ療法(マゴットセラピー)」への応用研究も進んでいます。
生態系の分解者として有機物の循環に貢献しており、自然界での役割は重要です。
使い方・例文
野外で動物の死骸が見つかったとき、集まっている光沢のある緑色や青色のハエがクロバエ科の種です。法医学捜査でも、死骸に産卵されたクロバエの幼虫の成長段階から死後経過時間を推定する手法が用いられます。
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