クロハラアジサシとは?
くろはらあじさし
クロハラアジサシとは、ユーラシア大陸・アフリカに分布する中型の海鳥で、繁殖期に腹部が黒くなる特徴的な体色が名前の由来です。
クロハラアジサシ(Black-bellied Tern、学名:Sterna acuticauda)は、チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される中型の海鳥です。インド亜大陸からインドシナ半島にかけての淡水域・河川・湿地帯に生息し、日本では迷鳥として稀に記録される程度です。
「クロハラ(黒腹)」の名が示すとおり、繁殖期の成鳥は腹部が黒くなる点が最大の識別特徴です。頭頂部は黒く、背・翼上面は灰色で、くちばしはオレンジ色から黄色です。全長は約32〜35センチメートル程度で、細長い体型と燕尾状に割れた尾羽を持ちます。
主に淡水環境を好み、大河川や湿地の砂州や島などに小集団で繁殖します。食性は肉食で、魚類や水生昆虫などを空中から急降下して捕らえます。飛翔力が高く、軽やかに水面上を舞いながら採食する姿が観察されます。
生息地の破壊や湿地の減少により個体数が減少傾向にあり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)または絶滅危惧(VU)として評価されています。インド・ネパールなどでは河川沿いの繁殖地での保護活動が行われています。
使い方・例文
インドの野鳥観察情報で「クロハラアジサシはガンジス川流域で繁殖期に見られる希少種」として紹介されることがあります。
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