クロミズナギドリとは?
くろみずなぎどり
クロミズナギドリとは、太平洋・インド洋に広く分布する中型の海鳥で、黒褐色の羽色と長距離の渡りが特徴です。
クロミズナギドリ(学名:Puffinus griseus、英名:Sooty Shearwater)は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に属する海鳥です。全長約44〜46センチメートルで、翼を広げると1メートルほどになります。全身が黒褐色で、翼の下面の白っぽい部分が飛行時に識別の手がかりとなります。
最大の特徴は、地球規模の長距離渡りです。主な繁殖地は南半球——ニュージーランド、フォークランド諸島、チリなどの島々です。繁殖期が終わると北半球の夏に合わせて太平洋・大西洋・インド洋を縦断し、北太平洋や北大西洋まで渡ります。その移動距離は年間6万〜8万キロメートルに及ぶとも報告されており、鳥類の中でも有数の渡り鳥として知られています。
食性は魚類・イカ類・甲殻類などを主食とし、水面を低くかすめるように飛びながら採餌します。潜水能力も持ち、水中で獲物を追う場面も観察されています。
繁殖は地下に掘ったコロニーで行われ、1腹1卵を産みます。ニュージーランドのマオリの人々は伝統的にクロミズナギドリの雛(「ティティ」と呼ばれる)を食料として収穫してきた歴史があります。近年は延縄漁業などの混獲が問題となっており、国際的な保護への取り組みが進んでいます。
使い方・例文
「北太平洋のバードウォッチングツアーで、外洋を飛ぶクロミズナギドリの大群に遭遇した」という観察記録によく登場します。
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