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クラヴィコードとは?

くらゔぃこーど

クラヴィコードとは、中世末期から古典派時代にかけて広く用いられた鍵盤楽器で、金属製のタンジェントが弦を打って音を出す仕組みを持ちます。

クラヴィコード(Clavichord)は、14世紀頃にヨーロッパで生まれ、バロックロマン期にかけて普及した鍵盤楽器です。鍵盤を押すと、その端にある小さな金属片(タンジェント)が弦を下から打ち上げて振動させる「タンジェント打弦方式」を採用しています。鍵盤を押し続ける間だけタンジェントが弦に触れ続けるため、押し込む強さによって音量やビブラートを微妙に変えられる繊細な表現力が特徴です。

音量は非常に小さく、大きなホールでの演奏には向いていませんが、その分、室内での練習や個人的な演奏に重宝されました。構造が比較的シンプルで製造コストが低く、持ち運びもしやすかったため、家庭用楽器として貴族や音楽家の書斎に置かれることも多くありました。

クラヴィコードには大きく2種類があります。

  • フレットあり(gebunden):複数の音が一本の弦を共有する方式
  • フレットなし(bundfrei):各音が独立した弦を持つ方式
バッハをはじめ多くのバロック作曲家がクラヴィコードを愛用し、作曲・練習に活用したと伝えられています。18世紀末以降はピアノの普及により主役の座を譲りましたが、古楽器演奏の復興とともに現代でも再評価されています。

使い方・例文

「バッハはクラヴィコードを愛用し、その繊細なタッチで作曲のアイデアを練ったとされる」という文脈で紹介されることが多い楽器です。古楽演奏会やハープシコードとの比較説明でもよく登場します。

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