ガングリオンとは?
がんぐりおん
ガングリオンとは、関節や腱鞘の周囲にできるゼリー状物質を含む良性の嚢腫で、手首などに多く見られる整形外科的疾患です。
ガングリオン(ganglion)は、関節包や腱鞘から生じる良性の嚢腫(のうしゅ)で、内部にゼリー状の粘液(ムチンを多く含む液体)が詰まった袋状のできものです。整形外科や皮膚科で比較的よく見られる疾患で、悪性ではありません。
発生部位は手首の背側が最も多く、手首の掌側・足首・膝の裏(膝窩)・指の付け根や先端など、関節や腱の近くであればどこにでも生じる可能性があります。大きさは数ミリから数センチまでさまざまです。
原因は完全には解明されていませんが、関節包や腱鞘の一部が変性して袋状になり、そこへ関節液や粘液が流れ込んで貯留すると考えられています。外傷・繰り返しの負荷・関節の動かし過ぎなどが誘因になる場合もあります。
多くの場合は無症状ですが、神経や腱を圧迫するとしびれや痛み、関節の動きにくさが生じることがあります。治療については、
- 経過観察(自然消退することもある)
- 穿刺吸引(注射器で中の液体を抜く)
- 手術による摘出(再発リスクあり)
などが選択肢となります。再発することが少なくなく、根治には手術が最も確実ですが、無症状であれば経過観察が基本です。
使い方・例文
「手首の甲側に丸いしこりができて整形外科を受診したところ、ガングリオンと診断されて穿刺で中の液体を抜いてもらった」のように、手首のこぶ状のできものとして話題になります。
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