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ガムシとは?

がむし

ガムシとは、池や水田などの止水環境に生息する大型の水生甲虫で、かつては食用にもされた黒光りする昆虫です。

ガムシ(牙虫、学名:Hydrophilus acuminatus)は、コウチュウ目ガムシ科に属する水生甲虫です。体長は約35〜40ミリほどで、日本の水生甲虫の中では最大級の種のひとつです。体は黒色で光沢があり、腹面は銀色に輝いて見えます(気泡を蓄えているため)。

ガムシは主に池・沼・水田・用水路などの止水域(流れのない水域)に生息し、植物食(成虫)と肉食(幼虫)という異なる食性をもちます。成虫は水草や藻類などを食べ、幼虫は貝類・小魚・オタマジャクシなどを捕食する肉食性です。成虫は水中生活をしながら、腹部の毛に気泡を蓄えて呼吸します。

産卵は水面の気泡鞘(まゆ状の泡の袋)に行われ、メスが水面に産卵嚢を作って卵を産みつけます。幼虫は水中で育ち、蛹化は陸上の土中で行われます。成虫は夜間に灯火に飛来することがあります。

かつては日本各地で普通に見られましたが、農薬の使用や水路のコンクリート化・水田の減少などにより、近年は個体数が減少している地域も多く、都市部では見かけにくくなっています。田舎では昔から食用(から揚げなど)にされることもありました。

使い方・例文

水質が良好な池や昔ながらの水田周辺で、黒光りする大きな丸みのある甲虫を見かけることがあります。夜間に街灯に飛んでくることもあり、それがガムシの場合があります。

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