カラギーナンとは?
からぎーなん
カラギーナンとは、紅藻類から抽出される天然の多糖類で、食品・化粧品・医薬品のゲル化・増粘剤として広く使われます。
カラギーナン(carrageenan)とは、紅藻類(スギノリ目など)から抽出される天然多糖類の総称です。アイルランドのカラゲン地方で伝統的に食されてきた海藻「アイリッシュモス(Chondrus crispus)」に由来する名前で、食品・化粧品・医薬品などの産業で広く利用されています。
カラギーナンは化学的に硫酸化ガラクタンであり、硫酸基の置換パターンの違いにより主に3種類に分類されます。
- カッパ(κ)型:カリウムイオンと反応して硬いゲルを形成。プリン・ゼリーなどに利用
- イオタ(ι)型:カルシウムイオンと反応して弾力性のあるゲルを形成。乳製品加工に利用
- ラムダ(λ)型:ゲルを形成せず増粘剤として機能。ソースやドレッシングに利用
食品添加物としては乳製品(アイスクリーム・チョコレートミルク)、加工肉、ペットフード、乳幼児用調製粉乳など幅広い製品に使用されています。植物由来であるためゼラチンの代替品としてベジタリアン・ヴィーガン向け食品にも採用されています。
一方で、動物実験レベルで炎症促進の可能性を示す研究もあり、特に乳幼児製品への使用については一部の国や機関が規制・勧告を行っています。食品安全機関による継続的な評価が行われている成分です。
使い方・例文
市販のチョコレートミルクや植物性ミルクがなめらかな口当たりを保てるのは、カラギーナンが成分を均一に分散・安定させる増粘剤として働いているためです。
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