カツオノエボシとは?
かつおのえぼし
カツオノエボシとは、強力な毒を持つクラゲに似た浮遊性の刺胞動物で、実は複数の個体が集まってひとつの生物のように機能するコロニー生物です。
カツオノエボシ(英名:Portuguese man o' war、学名:Physalia physalis)は、クダクラゲ目に属する浮遊性の刺胞動物です。見た目はクラゲに似ていますが、実際には「ポリプ」と呼ばれる多数の個体(ズーイド)が集合したコロニー生物であり、個々のポリプが浮き・捕食・生殖などの役割を分担しています。
最大の特徴は触手に持つ強力な毒です。触手は水中で数メートルから最大で十数メートルにも及ぶことがあり、小魚や甲殻類を麻痺させて捕食します。人間が刺された場合は激しい痛み・腫れ・呼吸困難を引き起こし、まれにアナフィラキシーショックに至ることもあります。
生態の特徴は以下のとおりです。
- 気嚢(浮き)に空気を蓄えて海面に浮かびながら風と海流で移動する
- 死んだ個体でも触手の刺胞は刺激を受けると毒を放出するため、浜辺に打ち上げられたものにも要注意
- 温帯・熱帯の海洋に広く分布し、黒潮に乗って日本沿岸にも出現する
- 名前の由来は、気嚢の形がカツオ漁に使う烏帽子(えぼし)に似ていることから
美しい青紫色の外見を持ちますが、触れることは大変危険であり、見かけた際は素手で触れないよう注意が必要です。
使い方・例文
夏から秋にかけて黒潮の影響を受ける太平洋側の海水浴場に打ち上げられることがあり、海水浴客への注意喚起情報として地元の海岸ニュースに登場します。
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