カタマランとは?
かたまらん
カタマランとは、2本の平行した船体(ハル)を甲板でつないだ双胴船の総称で、安定性・速力・居住空間の広さから、ヨットや旅客フェリーなど幅広い用途に使われる船の形式です。
カタマラン(Catamaran)は、タミル語の「結んだ木」を語源とする双胴船(ふたつの船体を持つ船)の総称です。2本の細長い船体(ハル)が並列に配置され、上部のデッキ(橋甲板)でつながれた構造を持ちます。
カタマランの最大の利点は安定性と速度の両立にあります。幅の広いスタンスが横揺れを抑え、船体が細く水抵抗が少ないため、同サイズの一般的な単胴船(モノハル)に比べて高速航行が可能です。また、2つのハルの間に広いデッキスペースが生まれるため、居住性や乗客スペースにも優れています。
主な用途は以下のとおりです。
- セーリングカタマラン:レース・レジャー用のヨット。アメリカズカップでも採用実績がある
- パワーカタマラン:モーターボートやクルーザー、高速フェリー
- 旅客フェリー:短距離の離島航路などで高速双胴船として運行
- 調査・作業船:安定したデッキを活かした海洋調査や作業支援
一方で、波を受けると船体間のデッキ下に水が打ち込みやすいという特性があり、海況によっては単胴船より乗り心地が劣ることもあります。それでも総合的な機動性と実用性から、プレジャーボートから商業船まで幅広い場面で採用されています。
使い方・例文
カタマランは沖縄や瀬戸内海の離島フェリーでも採用例があり、速度と安定性を兼ね備えた船として旅行者にも身近な存在です。
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