カイメンとは?
かいめん
カイメンとは、最も原始的な多細胞動物のひとつで、骨格構造と水の濾過能力をもつ海中の無脊椎動物であり、薬学・バイオテクノロジー分野でも注目されています。
カイメン(海綿、英名:Sponge)は、動物界の中で最も単純な構造をもつ多細胞動物のひとつで、カイメン動物門(Porifera)に分類されます。岩や貝殻などの基質に固着して生活し、植物のように見えますがれっきとした動物です。
体は多孔質で無数の小孔(細孔)に覆われており、体内に水を取り込んで濾過し、有機物や微生物を摂取して栄養とします。筋肉も神経系ももたない非常に原始的な構造ながら、多様な細胞が連携して機能する巧みな生き物です。
骨格は以下のような素材で構成されます。
- 石灰質骨片(炭酸カルシウム):石灰海綿綱
- 珪質骨片(二酸化ケイ素):六放海綿綱など
- スポンジン(タンパク質繊維):普通海綿綱(入浴用スポンジの原料)
熱帯から寒帯まで世界の海に約1万種以上が分布し、浅い岩礁から深海まで幅広い環境に生息します。カイメンが産生する化学物質(代謝産物)は抗菌・抗腫瘍・抗炎症など多彩な活性を示すものが多く、新薬候補として製薬研究の注目を集めています。
使い方・例文
スキューバダイビングや磯観察で岩面に付着したカラフルな塊として目にするほか、医薬品研究の文脈では「カイメン由来の抗がん物質」として学術論文や科学ニュースで言及されます。
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