カイツブリ科とは?
かいつぶりか
カイツブリ科とは、水辺に暮らす潜水が得意な水鳥のグループで、世界各地に分布する鳥類の一科です。
カイツブリ科(Podicipedidae)は、鳥類の中でも潜水に特化した水鳥のグループで、世界に1科1目(カイツブリ目)を形成します。現生種は約22種が知られており、南極大陸を除くほぼすべての大陸の淡水域や沿岸に分布しています。
カイツブリ科の鳥は、足が体の後方に位置しているため陸上での歩行は苦手ですが、水中での推進力に優れ、魚や水生昆虫、甲殻類などを潜って捕まえます。翼は短く、飛翔力は種によって異なりますが、離陸には長い助走が必要です。
代表的な種と特徴は以下のとおりです。
- カイツブリ:日本最小の水鳥の一つで、池や湖沼に生息する
- カンムリカイツブリ:繁殖期に頭部の羽飾りが発達し、求愛ダンスが美しい
- ハジロカイツブリ:冬季に日本各地の海岸にも現れる
- ミミカイツブリ:耳羽の金色の飾り羽が特徴的
カイツブリ科に共通するユニークな習性として、植物を積み上げた浮き巣を作ること、雛が孵化後すぐに親の背中に乗って運ばれることなどが挙げられます。日本では「にお」の古名でも知られ、万葉集にも詠まれた親しみ深い鳥です。
使い方・例文
湖や川でぷかぷか浮かびながら素早く潜る小さな水鳥を見かけたとき、「あの鳥はカイツブリ科の鳥だ」と識別する際に使います。バードウォッチングの図鑑や野鳥観察の解説でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: