オポチュニティとは?
おぽちゅにてぃ
オポチュニティとは、NASAが2004年に火星に送り込んだ火星探査ローバーで、約15年間活動して火星の過去の水環境の証拠を発見しました。
オポチュニティ(Opportunity、MER-B)は、スピリットと同じくNASAの「マーズ・エクスプロレーション・ローバー(MER)」計画で製作された火星探査車です。2004年1月25日に火星のメリディアニ平原に着陸し、当初予定の90日間を大幅に超え、約15年間にわたって活動した記録的なローバーです。
オポチュニティは着陸直後から大きな発見をもたらしました。着陸地点周辺の岩石から、水の存在下で形成される「ヘマタイト球(ブルーベリー)」と呼ばれる小さな鉄の球体を発見し、火星にかつて液体の水が存在したことを強く示す証拠となりました。また、岩石の化学組成から、かつてその場所が酸性の水に浸かっていたことも示されました。
その後もオポチュニティはヴィクトリア・クレーターやエンデバー・クレーターなど多数の地点を巡り、走行総距離は約45キロメートルに達しました。これは惑星探査車の走行距離としてアポロ月面車に次ぐ記録です。
2018年6月、火星全体を覆う大規模な砂嵐が発生し、太陽電池パネルへの光量が激減してバッテリーが消耗しました。NASAは復旧を試みましたが応答がなく、2019年2月にミッション終了が発表されました。オポチュニティの活躍は、火星探査史における最大の成功例の一つとして高く評価されています。
使い方・例文
「オポチュニティは15年間で45キロメートルを走破し、火星に過去の水環境があった証拠を発見した」というように、火星探査や宇宙科学の解説でたびたび登場します。
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