スピリットとは?
すぴりっと
スピリットとは、NASAが2004年に火星に着陸させた火星探査ローバーで、火星表面を走行しながら岩石や土壌を調査しました。
スピリット(Spirit、MER-A)は、NASAの火星探査計画「マーズ・エクスプロレーション・ローバー(MER)」の一環として開発された火星探査車(ローバー)です。2004年1月4日に火星のグセフ・クレーターに着陸し、当初の予定ミッション期間90日を大幅に超えて、約6年間にわたって活動しました。
スピリットはゴルフカートほどのサイズのローバーで、太陽電池パネルと充電バッテリーで動作します。搭載された機器には、パノラマカメラ・岩石研磨装置・メスバウアー分光計・アルファ粒子X線分光計などがあり、火星表面の岩石・土壌・大気を詳しく調べることができました。
スピリットの主な成果としては、かつて火星に水が存在したことを示す地質学的証拠の発見があります。特に熱水活動の痕跡を示すケイ素に富む土壌が発見されたことは、火星の過去の環境を理解する上で重要な知見となりました。また、コロンビア・ヒルズと名付けられた丘陵地帯を踏破するなど、数多くの地点で調査を行いました。
2009年に砂地に車輪が埋まって動けなくなり、定点観測に切り替わりました。その後、火星の冬を越せるだけの電力が得られなくなり、2010年3月に最後の通信が行われ、同年5月にNASAがミッション終了を宣言しました。
使い方・例文
宇宙探査や火星の解説で「スピリットは当初90日間の予定が6年間活動し続け、火星に過去の水の痕跡があることを示した」というように紹介されます。
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