オニヤンマとは?
おにやんま
オニヤンマとは、日本最大のトンボで、黒と黄色の縞模様を持ち、力強い飛翔力が特徴の昆虫です。
オニヤンマとは、トンボ目オニヤンマ科に属する日本最大のトンボで、学名をAnotogaster sieboldiiといいます。体長は約9〜11cm、翅を広げると約10〜12cmにも達し、その堂々とした姿から「トンボの王者」とも称されます。
外見上の最大の特徴は、黒地に鮮やかな黄色の縞模様が入った腹部と、鮮緑色の複眼です。複眼は頭部のほぼ全体を占めるほど大きく、広い視野を持つことで素早い獲物の捕捉を可能にしています。翅は透明で二対あり、前翅と後翅を独立して動かせるため、ホバリング(空中停止)や急旋回といった高度な飛行が得意です。
オニヤンマは渓流や山地の清流沿いに生息しており、幼虫(ヤゴ)は流れの緩やかな砂泥底で数年間を過ごします。成虫は夏から初秋にかけて活動し、林道や農道の上空をパトロールするように往復飛行する習性があります。飛行速度は速く、アブやハチ、他のトンボなどを空中で捕まえて食べる肉食性の昆虫です。
オニヤンマは清流環境の指標生物でもあり、水質汚染に敏感なため生息地の減少が懸念されています。幼少期の自然体験で印象に残る昆虫のひとつとして、多くの人に親しまれています。
使い方・例文
夏の山道や渓流沿いで、黒と黄色の縞模様を持つ大型のトンボがゆっくりと往復飛行しているのを見かけたら、それがオニヤンマです。昆虫採集や自然観察のターゲットとしても人気があります。
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