オカバンゴ・デルタとは?
おかばんごでるた
オカバンゴ・デルタとは、アフリカ南部ボツワナに広がる世界最大級の内陸三角州で、砂漠の中に形成された奇跡の湿地帯です。
オカバンゴ・デルタは、アンゴラを源流とするオカバンゴ川がボツワナ北部のカラハリ砂漠に流れ込み、海へ到達することなく広大な内陸三角州を形成した地形です。季節によって面積が大きく変動し、増水期には約2万平方キロメートルにも達します。
この湿地帯の最大の特徴は、海に注ぐことなく砂漠に消える点にあります。上流から運ばれた水はカラハリ砂漠の砂地に浸透・蒸発し、特有の扇状地形を作り上げます。年間の降水量と雪解け水の流入量によって水位が変化し、その変動が多様な環境を生み出しています。
生態系の豊かさは際立っており、ゾウ・ライオン・チーター・カバ・ワニ・アフリカンワイルドドッグなど多種多様な野生動物が生息します。水鳥の種類も400種を超えるとされ、乾燥したアフリカ南部において希有なオアシス的環境として機能しています。また、植物相も豊富で、湿地特有のパピルスやアシが広がる一方、島状の乾燥地にアカシアやモパネの木々が茂ります。
2014年にはUNESCOの世界自然遺産に登録され、国際的な保護の対象となっています。ボツワナの主要な観光資源でもあり、モコロ(丸木舟)を使ったサファリが人気です。気候変動や上流での水利用増大による水量減少が今後の懸念事項として注目されています。
基本データ
| 面積 | 22,866 km² |
|---|
出典:Wikidata
使い方・例文
「オカバンゴ・デルタへのサファリツアーでは、モコロに乗りながらカバの群れや色鮮やかな野鳥を間近で観察できます。」ボツワナの自然・観光・世界遺産を扱う文脈でよく登場します。
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