エンバイロメントマッピングとは?
えんばいろめんとまっぴんぐ
エンバイロメントマッピングとは、3DCGにおいて物体の表面に周囲の環境を映り込ませる反射表現の技術で、金属やガラスのリアルな質感を再現します。
エンバイロメントマッピング(environment mapping)は、3DCGレンダリングの技術のひとつで、物体の周囲の環境画像をテクスチャとして表面にマッピングすることで、鏡面反射や屈折をシミュレートする手法です。「環境マッピング」「リフレクションマッピング」とも呼ばれます。
物体の表面が周囲の景色を映し込む反射現象を完全に物理的に計算するには膨大な処理コストがかかります。エンバイロメントマッピングはこれを事前にキャプチャ・生成した環境画像を用いて近似することで、リアルタイムでも高速に反射表現を実現します。代表的な手法として、天球全体を6面のテクスチャで表現する「キューブマップ」や、球体に投影した「スフィアマップ」があります。
この技術が利用される代表的な場面を挙げます。
- 金属・クロームメッキの反射表現
- ガラスや水面の映り込み効果
- 宝石・車のボディなど光沢素材のリアルな質感
- ゲームエンジンでのリアルタイムPBR(物理ベースレンダリング)
近年ではIBL(イメージベースドライティング)と組み合わせることで、環境の光を忠実に再現した高品位なレンダリングが実現されています。また、動的な環境反射(動く物体や変化する背景を映し込む表現)では、リアルタイムにキューブマップを更新する手法も広く使われています。映画のVFXからスマートフォンゲームまで、現代のCG表現に欠かせない基盤技術のひとつです。
使い方・例文
3Dゲームで車のボンネットに周囲の街並みや空が映り込んでいるように見える表現や、鎧の金属部分が光を反射しているように見える演出は、エンバイロメントマッピングによって実現されています。
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