エルサレム神殿とは?
えるされむしんでん
エルサレム神殿とは、古代イスラエルの首都エルサレムに建てられたユダヤ教の中心聖所で、神の臨在の場として信仰の核となった建築物です。
エルサレム神殿(The Temple in Jerusalem)は、古代ユダヤ人にとって唯一の礼拝中心地であり、「主の神殿」として至高の聖性を帯びた場所です。歴史的には主に2つの神殿が存在したとされています。
第一神殿(ソロモン神殿)は紀元前10世紀頃にイスラエル王ソロモンが建設したとされ、モーセの契約の箱(アーク)を安置する至聖所を持つ壮麗な建造物でした。紀元前586年、バビロニア王ネブカドネザル2世によって破壊・略奪され、ユダヤ人はバビロン捕囚へと連行されました。
第二神殿はバビロン捕囚からの帰還後、紀元前516年頃に再建されました。後にヘロデ大王(在位:紀元前37〜4年頃)が大規模に拡張・改修を行い、壮大な建築群となりました。この神殿は紀元70年にローマ皇帝ティトゥスの軍によって破壊されました。
現在、神殿跡地には「神殿の丘(テンプルマウント)」と呼ばれる高台が残り、第二神殿西側の外壁の一部である「嘆きの壁」がユダヤ教最重要の祈りの場として今も存在しています。神殿跡地にはイスラム教の岩のドームとアル=アクサー・モスクが建立されており、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教が交差する宗教的・政治的に極めて敏感な聖地となっています。
使い方・例文
「ユダヤ教徒が毎日エルサレムの嘆きの壁に向かって祈るのは、かつてそこに神殿が建っていた場所への敬意を示す行為であり、エルサレム神殿の歴史的・精神的意義の大きさを今に伝えている」のように、ユダヤ教・中東史・宗教間対話の文脈で登場します。
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