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エポックとは?

えぽっく

エポックとは、天文学において天体の位置や軌道要素を表す基準となる特定の日時のことで、現在はJ2000.0が標準的に使われます。

エポック(epoch)とは、天文学宇宙科学において天体の位置・軌道要素・星表などのデータ定義・記述するための基準となる特定の時刻(日時)のことです。天体の位置は地球の歳差運動などによって時間とともに変化するため、「いつ時点の座標か」を明示するために基準時刻(エポック)が必要になります。

現在最も広く使われているのはJ2000.0(ユリウス暦2000年1月1日12時00分00秒 TT)というエポックで、2000年を起点とするユリウス年(J)に基づいています。20世紀後半まで広く使われたB1950.0(ベッセル年1950年を基点)から、1984年以降はJ2000.0に移行しました。

エポックの主な用途には次のようなものがあります。

  • 恒星カタログ(星表)における座標系の基準
  • 人工衛星や探査機の軌道要素の記述
  • 惑星・小天体の軌道計算の基準時刻
  • 天体暦(アルマナック)の編纂

なお、コンピューター科学でも「エポック」は重要な概念として使われており、Unixエポック(1970年1月1日00:00:00 UTC)は現在時刻をカウントする基点として世界中のシステムで採用されています。文脈によってどちらの意味かを見分けることが大切です。

使い方・例文

「星座早見盤や天体望遠鏡の設定では、座標をJ2000.0エポック基準で入力するのが現在の標準です。」

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