ウィンドプロファイラーとは?
うぃんどぷろふぁいらー
ウィンドプロファイラーとは、地上からレーダー電波を上空に向けて発射し、大気中の風向・風速の高度ごとの分布(プロファイル)を連続的に観測する気象観測装置です。
ウィンドプロファイラー(Wind Profiler)とは、地上に固定設置されたレーダーシステムで、上空に向けて電波を発射し、大気中の乱流や降水粒子によって散乱・反射されて戻ってくる電波のドップラー効果を利用して、高度ごとの風向・風速を自動的・継続的に観測する装置です。
観測の仕組みとしては、複数の方向(鉛直方向と数方向の斜め方向)に電波を送受信し、各方向の視線速度成分から高度ごとの三次元的な風のベクトルを算出します。観測可能な高度は装置の種類によって異なりますが、対流圏下層から上層(数百メートル〜十数キロメートル)の連続した風の鉛直プロファイルを得られます。
ウィンドプロファイラーの主な特長は次のとおりです。
- 24時間・無人で自動観測が可能
- ラジオゾンデ(気球)と異なり同一地点で連続観測できる
- リアルタイムで数値予報モデルへのデータ提供が可能
- 台風や大雨をもたらす低気圧の構造把握に有効
日本では気象庁がウィンドプロファイラー観測網(レーウィンゾンデ観測の補完)を全国に整備しており、取得データは天気予報の精度向上に活用されています。また、航空気象や防災気象情報の高度化にも貢献しています。
使い方・例文
台風が接近した際、ウィンドプロファイラーの観測データを解析することで、上空の風がどのように変化しているかをリアルタイムに把握し、予報の精度向上に役立てます。
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