インキつぼとは?
いんきつぼ
インキつぼとは、印刷機においてインクを一定量ずつ均一にローラーへ供給するための容器・機構のことです。
インキつぼ(インキつぼ、ink fountain)とは、オフセット印刷機や活版印刷機などに備わっているインクの貯蔵・供給装置のことです。ローラー群へインクを定量的かつ均一に送り出す役割を担い、印刷品質を一定に保つための重要な機構です。
インキつぼの基本構造は、金属製のつぼ(容器)と、その底部に接するインキキーと呼ばれる調整ブレードから成ります。インキキーは印刷幅方向に複数個並んでおり、各キーのネジを締めたり緩めたりすることでインクの流量をゾーンごとに細かく調整できます。
印刷運転中の流れは次のとおりです。
- インキつぼローラーが回転し、つぼからインクをすくい上げる
- 練りローラー群がインクを均一に薄く伸ばす
- 版胴や転写ローラーを経てインクが刷版・用紙へ転写される
インキつぼの設定は色の濃淡・均一性に直結するため、刷り出し時のインキツボ調整は熟練した技術が求められます。近年はコンピュータ制御による自動インキキー調整システムが普及し、プリセットデータから最適な設定値を自動算出できるようになっています。インクの粘度や用紙の吸収性に応じた適切な管理が印刷品質の安定につながります。
使い方・例文
オフセット印刷機を起動する前に、オペレーターはインキつぼにインクを補充し、印刷面の左右でインク量が均等になるようインキキーを一つひとつ微調整します。
この用語をシェア
最終更新: