インキキーとは?
いんききー
インキキーとは、オフセット印刷機においてインクの供給量を細かく調整するための機構で、印刷品質を制御する重要な設定要素です。
インキキー(インクキー)とは、オフセット印刷機のインキング装置に設けられた、インキ(インク)の供給量を調節するための細長い板状のパーツおよびその調整機構のことです。「インクキー」とも表記されます。
オフセット印刷機では、インキ壺(インクタンク)から紙へインクを供給するにあたり、版の幅方向に対して複数のインキキーが並んでいます。各キーの開き具合(隙間)を個別に調整することで、印刷幅方向の各ゾーンごとにインク量をきめ細かくコントロールできます。
インキキー調整が重要な理由は次の通りです。
- 印刷物の絵柄によってインク消費量が場所ごとに異なるため
- インク量が多すぎると印刷が濃くなりすぎ、少なすぎるとかすれる
- 色の均一性・再現性を保つために精密な管理が必要
- 紙種・インク種・印刷速度によって最適値が変わる
現代の高性能印刷機では、インキキーをコンピューター制御で自動調整するCCI(Computer Color Ink)システムが普及しており、プリセットデータを元に準備段階から最適なインキキー設定が行えます。これにより刷り出しの損紙を減らし、色合わせ時間の短縮が図られています。印刷オペレーターにとって色管理の基本技術として位置づけられています。
使い方・例文
オフセット印刷の現場で「インキキーを少し開けてインク量を増やしてください」と指示する場面や、印刷機の操作パネルでゾーンごとのインク量を調整する際に登場します。
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