イチイ科とは?
いちいか
イチイ科とは、針葉樹の一群を含む裸子植物の科で、イチイ属をはじめとする常緑の低木・高木が世界の温帯から亜寒帯に分布する植物分類群です。
イチイ科(Taxaceae)は、裸子植物に属する針葉樹の植物分類群で、イチイ属(Taxus)をはじめ、カヤ属(Torreya)やアサダマキ属などを含みます。世界の温帯から亜寒帯の山地に広く分布し、常緑の低木または高木として知られます。
イチイ科の最も代表的な植物はイチイ(英名:Yew)で、日本では北海道から本州の山地に自生します。赤い実(仮種皮)をつけることで知られますが、仮種皮以外の種子・葉・樹皮にはタキシンという有毒アルカロイドが含まれており、誤飲に注意が必要です。
イチイ科の主な特徴は以下の通りです。
- 球果(まつぼっくり)を作らず、種子を肉質の仮種皮が包む独特の構造を持つ
- 常緑で耐陰性が強く、森の中の日陰にも育つ
- 成長が非常に遅く、長命な樹木が多い
- ヨーロッパイチイは古くから庭園木や生垣に利用されてきた
医薬品の分野ではセイヨウイチイ(Taxus baccata)などから抽出されるタキソール(パクリタキセル)が抗がん剤として実用化されており、植物科学・薬学の観点からも重要な科です。
使い方・例文
「神社の境内に植えられた古木はイチイ科のイチイで、赤い実が美しいが種子は有毒とされる」のように、庭木や山野の植物を紹介する場面で登場します。
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