アート紙とは?
あーとし
アート紙とは、表面に白色顔料をコーティングした高品質な印刷用紙で、写真や図版を鮮明に再現できる用紙です。
アート紙(アートし)は、上質紙の表面に白色顔料(カオリンや炭酸カルシウムなど)と接着剤を塗布し、カレンダー処理で平滑に仕上げた塗工紙の一種です。その光沢のある滑らかな表面が最大の特徴で、印刷インキの発色性と精細な再現性に優れています。
アート紙の製造では、原紙に塗料液を均一に塗布した後、スーパーカレンダーと呼ばれる高圧ロールで表面を磨き上げます。この処理により、紙の表面平滑度が極めて高くなり、細かいスクリーン線数での印刷にも対応できるようになります。坪量(単位面積あたりの重さ)は90g/㎡前後のものが標準的ですが、薄物から厚物まで多様な規格が存在します。
主な用途は以下のとおりです。
- 写真集・美術書・カタログなど高品質な印刷物
- 商業ポスターやフライヤー
- 雑誌のグラビアページ
- ハイエンドな商品パッケージ
同じ塗工紙であるマット紙と比較すると、アート紙は光沢感が強く色の鮮やかさが際立ちます。一方で光の反射が強いため、長文テキストの読み取りには向かないとされています。印刷物の用途や目的に合わせて使い分けることが重要です。
使い方・例文
写真集や美術館の展覧会図録では、絵画の色彩を忠実に再現するためにアート紙が使われることが多く、見る角度によって光沢が変わる質感が高級感を演出します。
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