マット紙とは?
まっとし
マット紙とは、表面に顔料をコーティングしながらも光沢を抑えた塗工紙で、落ち着いた質感と読みやすさを両立した用紙です。
マット紙(マットし)は、上質紙の表面に白色顔料を塗布したうえで、カレンダー処理をアート紙ほど強くかけずにつや消し仕上げにした塗工紙です。光沢を抑えた「マット(艶消し)」な表面が名称の由来で、光の反射が少なく上品な印象を与えます。
マット紙はアート紙と同様に塗工紙に分類されますが、製造工程での平滑化処理の強度が異なります。顔料コーティングによりインクの発色性は確保しつつ、表面の微細な凹凸を残すことで乱反射を生じさせ、眩しさを抑えています。この特性により、照明の反射が気になる環境でも快適に読みやすいという利点があります。
マット紙が多く使われる場面には次のようなものがあります。
- 書籍・カタログ・パンフレットの本文ページ
- 高品位なポスターや報告書
- グリーティングカードや招待状
- 名刺や企業パンフレット
アート紙が写真の鮮明な再現と光沢感を重視するのに対し、マット紙は落ち着いた高級感と視認性のバランスを優先します。最近ではスマートフォンなどの液晶保護フィルムにもマット仕上げが採用されており、「マット」という言葉が幅広い素材の表面処理を指す表現としても浸透しています。
使い方・例文
企業の年次報告書やブランドの商品パンフレットでは、文字の読みやすさと上質な雰囲気を両立するためにマット紙が選ばれることが多く、光沢紙とは異なる落ち着いた印象を与えます。
この用語をシェア
最終更新: