カオリンとは?
かおりん
カオリンとは、カオリナイトを主成分とする白色粘土鉱物で、磁器・紙・化粧品など幅広い産業で利用される天然素材です。
カオリン(Kaolin)は、カオリナイト(Al₂Si₂O₅(OH)₄)という粘土鉱物を主体とした白色ないし淡色の粘土です。長石などのケイ酸塩鉱物が長年の風化・熱水変質を受けて生成されます。名称は中国の産地「高嶺(カオリン)」に由来しています。
性質:カオリンは粒径が非常に細かく、白色度が高く、化学的に安定しており、可塑性(成形のしやすさ)と耐火性を持ちます。吸油性・吸水性にも優れ、加熱しても比較的白さを保つ性質があります。
主な用途:カオリンは多岐にわたる産業で使われています。
- 陶磁器・磁器:磁器の主原料として不可欠。白く透光性のある磁器の素地を形成する
- 製紙業:紙のコーティング剤・充填剤として用い、印刷適性や白色度を向上させる
- 化粧品・医薬品:パウダーファンデーションや制汗剤、胃腸薬の添加物として配合される
- ゴム・プラスチック:充填剤として製品の強度や電気絶縁性を高める
- 農業:果実への塗布により害虫忌避効果や日焼け防止を図る
日本では陶磁器の産地(有田・美濃など)でカオリンが古くから用いられており、現在も国産・輸入品を合わせて広く使われています。
使い方・例文
磁器製の食器を製造する際に原料として使われるほか、化粧品のフェイスパウダーに白色粉末として配合されているのがカオリンの身近な例です。
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