陶磁器とは?
とうじき
陶磁器とは、粘土などを高温で焼き固めた器や工芸品の総称で、陶器と磁器の二種類を合わせた呼び名です。
陶磁器とは、粘土や陶石などの無機物原料を成形し、高温の窯で焼き締めることによって作られる器・工芸品の総称です。大きく陶器と磁器の二種類に分かれます。
陶器は粘土を主原料とし、比較的低い温度(1000〜1300度前後)で焼かれます。素地は多孔質で吸水性があり、土の温かみと素朴な質感が特徴です。一方、磁器は陶石(長石・石英・カオリンなど)を原料とし、1200〜1400度の高温で焼成されます。素地は緻密で白く透明感があり、吸水性はほとんどありません。
陶磁器の歴史は非常に古く、縄文土器に代表されるように日本では1万年以上前から土器が使われてきました。磁器は中国で発祥し、日本では17世紀初頭に有田(佐賀県)で初めて焼かれたとされています。その後、有田焼・九谷焼・清水焼など各地で独自の窯が発展しました。
陶磁器の主な種類・産地には次のものがあります。
- 有田焼(伊万里焼):白磁に染付や色絵が特徴的な磁器
- 益子焼:厚みのある素朴な陶器
- 清水焼:京都を代表する色絵磁器・陶器
- 美濃焼:日本最大の生産量を誇る陶磁器の産地
現代では日用食器から美術工芸品、建築材料まで幅広く活用されており、日本の伝統文化と先端技術の両面を持つ素材として世界的に評価されています。
使い方・例文
日本茶を飲む際に使われる湯呑みや、食卓に並ぶ皿・鉢・茶碗のほとんどが陶磁器です。美術館では古い時代の陶磁器が工芸品として展示されることも多くあります。
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