アルゴフロートとは?
あるごふろーと
アルゴフロートとは、海中を漂いながら水温・塩分・水圧などを自動計測して衛星へデータを送信する海洋観測装置です。
アルゴフロート(Argo Float)とは、国際的な海洋観測プログラム「アルゴ計画(Argo Programme)」で展開されている自律型の海中漂流観測装置です。直径約25cm・重さ約20kgの円筒形をしており、電池と内蔵センサーで長期間自律動作します。
アルゴフロートは以下のサイクルで動作します。
- 海面に浮上した後、浮力調整機構(油嚢の膨縮)によって約1,000〜2,000m深に沈降する
- その深さで約9〜10日間漂流しながら位置を記録する
- 最大約2,000m深まで潜航し、浮上しながら水温・塩分・圧力を連続計測する
- 海面に出てアンテナを露出させ、取得データを衛星経由で陸上センターへ送信する
このサイクルを約4〜5年にわたって繰り返します。2000年代から本格展開が始まり、世界の海洋に数千台が同時稼働しており、深海の温度・塩分プロファイルをほぼリアルタイムで取得できる史上初の大規模海洋観測網を実現しました。得られたデータは気候変動モニタリング、海洋熱容量の把握、気象予報モデルの精度向上などに活用されています。日本も開発・展開に積極的に参加しています。
使い方・例文
太平洋を漂うアルゴフロートが収集した深層水温データは、エルニーニョ現象の監視や地球温暖化に伴う海洋熱吸収量の評価に活用されています。
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