フロートとは?
ふろーと
フロートとは、株式や通貨の文脈では市場で自由に売買される流通量、または決済の時間差に生じる資金のずれを指す言葉です。
フロートは使われる文脈によって意味が異なる言葉ですが、主に金融・経済の分野で複数の意味で使われます。
株式市場におけるフロートとは、上場企業の発行済み株式のうち、大株主や創業者などが長期保有して実際には市場に出回らない株式を除いた、流通株式数のことです。フロートが少ない銘柄は需給が逼迫しやすく、株価が大きく動く傾向があります。
為替・通貨政策におけるフロート(変動相場制)とは、中央銀行が為替レートを固定せず、市場の需給に任せて変動させる制度のことです。日本は1973年以降、管理フロート制(マネージド・フロート)を採用しています。
決済・会計におけるフロートとは、小切手や電子決済の処理中に生じる時間差によって、送金者の口座から引き落とされるまでの間に一時的に両者が同額を保有するような状態のことです。金融機関や決済事業者はこの資金を短期運用することがあります。
プロジェクト管理の世界では、作業の開始を遅らせても全体の工期に影響しない余裕時間をフロートと呼ぶこともあります。
使い方・例文
「この銘柄はフロートが少ないため、少量の買い注文でも株価が急騰しやすい」というように、株式市場での流通株数の少なさを表す文脈で使われます。
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