アメリカミズアブとは?
あめりかみずあぶ
アメリカミズアブとは、北米原産のハエの一種で、有機廃棄物を高速で分解・堆肥化する幼虫の能力が注目され、廃棄物処理や飼料生産に活用される昆虫のことです。
アメリカミズアブ(学名:Hermetia illucens)は、ミズアブ科に属するハエの一種で、英語では「Black Soldier Fly(BSF)」とも呼ばれます。北アメリカ原産ですが、現在は熱帯・亜熱帯を中心に世界各地に分布しています。成虫は体長1.5〜2センチほどで、腹部に白色の半透明な部分を持つ黒い体をしています。
アメリカミズアブが近年特に注目される理由は、その幼虫(ウジ)の優れた有機物分解能力にあります。
- 食品残渣・生ゴミ・家畜糞尿など多様な有機廃棄物を短期間で大幅に減量できる
- 幼虫自体がタンパク質・脂質を豊富に含み、家畜・養殖魚の飼料に利用できる
- 堆肥化後の残渣は優れた有機肥料となる
- 成虫は口が退化しており、成虫期は一切食事をしない
飼育に必要なスペースが比較的少なく、成長サイクルが短いため、廃棄物処理と飼料生産を同時に行う「昆虫バイオコンバージョン」の担い手として、農業・環境分野で世界的に研究・実用化が進んでいます。日本でも食品ロス削減・持続可能な飼料生産の文脈で注目度が高まっており、スタートアップ企業による事業化も始まっています。
使い方・例文
「食品工場から出る残渣の処理に、アメリカミズアブの幼虫を使ったバイオコンバージョンシステムを導入する企業が増えている。」
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