アブ科とは?
あぶか
アブ科とは、双翅目(ハエ目)に属する昆虫の科で、多くの種でメスが動物の血を吸う習性を持つことが知られています。
アブ科(学名:Tabanidae)は、ハエ目(双翅目)に属する昆虫の科で、世界に約4,500種以上が分布しています。日本でもウシアブ、シロフアブ、メクラアブなど多くの種が知られています。体は大型から中型のものが多く、大きな複眼が特徴的です。
アブ科の最も知られた特徴は、メスが動物(哺乳類や鳥類)の血液を吸う吸血習性です。メスは産卵のためにタンパク質を必要とし、動物の皮膚を切り裂いて血液を舐め取る方法(カミソリ型吸血)で採血します。刺されると激しい痛みと腫れを生じます。一方、オスは花の蜜や樹液を食べ、吸血は行いません。
アブは伝染病の媒介者にもなりえます。アフリカではウマ伝染性貧血や馬梨形虫病などの病原体を、中南米では糸状虫(ロア糸状虫)を媒介することが知られています。畜産業においては家畜へのストレスや疾病感染リスクから経済的被害が問題となります。
幼虫は水中や湿った土中で生活し、小動物を捕食して育ちます。成虫は夏の晴天時に活発に活動し、特に気温が高く風の弱い日に多く見られます。
使い方・例文
夏の牧場や川辺を歩いていると、ブンブンと飛んで肌に刺さってくる大型の虫がアブ科のアブです。ハイキングや農作業中に被害に遭うことがあります。
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