アムールトラとは?
あむーるとら
アムールトラとは、ロシア極東のアムール川流域に生息するトラの亜種で、世界最大のネコ科動物であり、絶滅危惧種に指定されています。
アムールトラ(学名: Panthera tigris altaica)は、シベリアトラとも呼ばれるトラの亜種で、ロシア沿海地方(プリモルスキー地方)を中心に、中国東北部・朝鮮半島北部にわずかに生息します。体長はオスで最大3m超、体重は300kgを超えることもあり、現生するネコ科動物の中で最大です。
極寒の環境に適応するため、他の亜種より厚い毛皮と皮下脂肪を持ちます。毛色は橙色がやや淡く、縞模様が比較的薄いのが特徴です。ヒグマ・イノシシ・シカなどを主な獲物とし、広大なテリトリーを持ちます。
アムールトラはかつて大幅に個体数が減少しましたが、保護活動の成果もあり回復傾向にあります。
- 20世紀半ばには40頭程度まで減少したとされる
- ロシアを中心とした保護区整備・密猟取り締まりにより現在は推定500頭前後
- 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧種(EN)」に分類
- 生息地の森林減少・密猟・人間との軋轢が依然として主な脅威
アムールトラは生態系の頂点捕食者として森林環境のバランスを保つ重要な役割を担っており、その保護は生物多様性保全の象徴的な取り組みの一つとなっています。
使い方・例文
動物園でシベリアトラ(アムールトラ)の展示が行われることがあり、その大きな体と厚い毛並みは来園者に強い印象を与えます。
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