アプスレイ・チェリー=ガラードとは?
あぷすれいちぇりーがらーど
アプスレイ・チェリー=ガラードとは、スコット隊の南極探検に参加したイギリスの探検家で、探検記『世界最悪の旅』の著者として名高い人物です。
アプスレイ・チェリー=ガラード(1886〜1959年)は、イギリスの探検家・著述家で、ロバート・ファルコン・スコット率いる「テラ・ノヴァ遠征隊」の一員として南極探検に参加したことで知られています。
彼が最もよく知られるのは、1911年の南極の真冬(7月)に行われた「皇帝ペンギンの卵採集遠征」です。この遠征はヘンリー・ロバートソン・バワーズとエドワード・エイドリアン・ウィルソンとともに行われ、気温マイナス60度を超える極限の寒さの中を約5週間かけて往復するという、人類史上類を見ない過酷な冬季行軍でした。ペンギンの卵を採取して科学的な研究に貢献することが目的でしたが、その道中は凍傷・吹雪・装備の破損との戦いの連続でした。
スコット隊長ら5名が南極点到達後に帰還途中に亡くなった悲劇的な結末は、チェリー=ガラードに深刻な心理的影響を与えました。生還後に20年以上かけて書き上げた探検記『世界最悪の旅(The Worst Journey in the World)』は、探検文学の傑作として今日も読み継がれています。
この著作は単なる冒険記録にとどまらず、仲間の死への悔恨や人間の極限状態における内省が深く描かれており、文学作品としても高く評価されています。
使い方・例文
南極探検史や探検文学を語る際に必ず登場する人物です。スコット隊の悲劇や皇帝ペンギン研究の文脈でよく引用されます。
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