アパルトヘイトとは?
あぱるとへいと
アパルトヘイトとは、南アフリカ共和国で1948年から1991年にかけて実施された人種隔離・差別政策の総称です。
アパルトヘイト(Apartheid)はアフリカーンス語で「分離・隔離」を意味し、南アフリカの白人少数支配政権が制度化した人種隔離政策です。1948年に国民党が政権を取ってから組織的に強化され、1991年に法的廃止が宣言されるまで約40年にわたって続きました。
この政策のもとでは、人々が白人・カラード(混血)・インド系・黒人の四つの人種グループに分類され、居住地・学校・病院・交通機関・職業など生活のあらゆる面で厳格な分離が強制されました。黒人は「ホームランド」と呼ばれる指定地域に押し込められ、都市部への移動にはパスポートが必要とされました。
この体制に対して国内外から激しい反対運動が起こり、ネルソン・マンデラ率いるアフリカ民族会議(ANC)が抵抗運動の中心となりました。マンデラは1964年に終身刑を宣告されて27年間投獄されましたが、1990年に釈放され、1994年には南アフリカ初の民主的選挙でマンデラが大統領に就任して完全な民主化が実現しました。
国際社会からも経済制裁・スポーツ除名などの圧力がかけられ、アパルトヘイトは現代史における最大の人権侵害の一つとして記録されています。この歴史は今日の人種差別問題を考えるうえでも重要な教訓となっています。
使い方・例文
歴史や社会問題を扱う授業や書籍で「アパルトヘイト」は、人種差別政策の典型例として必ず取り上げられます。南アフリカの歴史やネルソン・マンデラの伝記を学ぶ際に頻繁に登場する用語です。
この用語をシェア
最終更新: