アストランティア属とは?
あすとらんてぃあぞく
アストランティア属とは、ヨーロッパ・西アジア原産のセリ科の多年草の属で、星形の苞が美しく切り花や庭園植物として親しまれています。
アストランティア属(Astrantia)は、セリ科(Apiaceae)に属する多年草の植物群で、ヨーロッパ中部から西アジアの山地・林縁に自生しています。属名はラテン語で「星」を意味する言葉に由来するとされており、小さな花を取り囲む苞(ほう)が星形に広がる独特の姿が名前の由来とされています。
アストランティアの花の構造は特徴的で、中央に多数の小花が半球状に集まった散形花序を形成し、その周囲を紙のような質感の苞片(ほうへん)が放射状に取り囲みます。この苞片は白・ピンク・赤・濃紅紫などの色彩があり、観賞価値の高い部分となっています。実際の花弁は小さく目立ちませんが、苞がまるで花びらのように見えるため、観賞植物として高く評価されています。
代表的な種には、白〜淡ピンクの苞をもつAstrantia major(オオアストランティア)や、より小型のAstrantia minorなどがあります。近年は園芸品種の育成が進み、「ローマ」「プリマドナ」「ルビースター」など多彩な品種が流通しています。
栽培面では耐寒性が強く、冷涼・半日陰の環境を好みます。初夏から夏にかけて開花し、ドライフラワーにしても形が崩れにくいため、切り花やブーケ素材としても人気があります。日本でも近年、ガーデニング愛好者の間での知名度が高まっています。
使い方・例文
「ナチュラルガーデンのボーダー花壇に、アストランティア属の白い星形の苞がふんわりと揺れる風景は、初夏の定番となっている。」
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