アザチオプリンとは?
あざちおぷりん
アザチオプリンとは、免疫系の働きを抑制する薬(免疫抑制薬)で、臓器移植後の拒絶反応の予防や自己免疫疾患の治療に使われます。
アザチオプリン(azathioprine)は、体の免疫反応を抑える免疫抑制薬の一つです。体内に入ると代謝されてプリン類似物質となり、リンパ球(免疫を担う細胞)の増殖を抑制することで、過剰な免疫反応を和らげます。
主な適応は以下の通りです。
- 腎臓・心臓などの臓器移植後の拒絶反応予防(シクロスポリンなどと併用)
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患
- 炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)
免疫を抑制するため、感染症にかかりやすくなる・骨髄抑制(血球が減少する)といった副作用があります。特にチオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)という酵素の活性が低い人では副作用が強く出やすいため、投与前に遺伝的な酵素活性を調べることもあります。
アザチオプリンは1950年代に開発され、免疫抑制薬として初めて臓器移植に実用化された薬の一つです。現在でも比較的安価で広く用いられており、適切な管理のもとで長期にわたって使用されることがあります。
使い方・例文
腎臓移植を受けた患者が他の免疫抑制薬とアザチオプリンを組み合わせて服用し、拒絶反応を防ぎながら日常生活を送るケースが典型的な使用例です。
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