アグンとは?
あぐん
アグンとは、インドネシア・バリ島東部に位置する標高約3142メートルの活火山で、バリ・ヒンドゥー教の聖地として崇拝される山です。
アグン山(Gunung Agung)は、インドネシアのバリ島東端に位置する活火山です。標高は約3142メートルで、バリ島の最高峰でもあります。その名は現地語で「偉大な山」を意味し、バリ・ヒンドゥー教の宇宙観において世界の中心である「メール山」の地上における化身と見なされてきました。
地質学的には小スンダ列島に属するスンダ弧の一部であり、インド=オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突によって形成されました。火山体は急峻な円錐形で、山頂カルデラには現在も活発な火口があります。歴史上の大噴火としては1963〜1964年の噴火が特に有名で、山麓の集落に甚大な被害をもたらし、1000人以上が犠牲になったとされます。その後も断続的な活動が記録されており、2017〜2018年には大規模な噴火が発生し、島全域で警戒レベルが引き上げられました。
宗教的・文化的な側面も非常に重要です。山麓に建つプラ・ブサキ(母なる寺院)はバリ・ヒンドゥー教最大の聖地であり、バリ島民にとってアグン山は神々が宿る場所とされています。家屋や寺院の「カジャ(山側)」方向は聖なる方位と定義され、バリの空間秩序全体がこの山を基準に設定されています。
観光・登山の面でも人気が高く、山頂からの日の出は絶景として世界中の登山者を惹きつけます。ただし活火山であるため、火山活動の状況によっては登山が禁止されることもあります。
使い方・例文
「アグン山が噴火警戒レベルを引き上げ、バリ島の空港が閉鎖された」というニュースのほか、バリ旅行の記事で「アグン山を望む棚田の絶景」として登場することが多い語です。
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