海底火山とは?
かいていかざん
海底に存在する火山で、マグマが海底下から噴出することで形成される地形的・地質学的構造体です。
海底火山とは、海洋底に位置し、マグマが地球内部から上昇して海底面上またはその直下で噴出・堆積することで形成される火山の総称です。地球上の火山活動の大部分は実は海底で起きており、陸上の火山よりもはるかに多くの火山が海中に存在しています。
海底火山は主に以下のような場所に形成されます。
- 中央海嶺:プレートの拡大境界で最も多く分布し、常時マグマが噴出している
- ホットスポット:プレートの内部でマントルの上昇流が固定的に存在する場所(ハワイ諸島など)
- 沈み込み帯:海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む境界の弧状地帯
海底での噴火では、マグマが海水で急速に冷却されるため、「枕状溶岩」と呼ばれる球形〜楕円形の独特の形態の溶岩塊が形成されます。また、超高温の熱水が黒煙のように噴き出す「熱水噴出孔(ブラックスモーカー)」も海底火山活動に伴う現象で、周囲には特殊な生態系が形成されることが知られています。
海底火山が成長を続けると、やがて海面上に姿を現して島(火山島)となります。日本では2013〜14年の西之島の海底噴火と島の拡大が注目を集めました。海底火山は新しい海洋地殻を生み出すとともに、鉱物資源(熱水鉱床)を形成することから、資源開発の観点からも重要な研究対象となっています。
使い方・例文
日本の小笠原諸島付近では海底火山の活動が活発で、噴火によって新しい島が形成されることがあります。西之島はその代表例として広くニュースで取り上げられました。
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