中央海嶺とは?
ちゅうおうかいれい
中央海嶺とは、海洋底のプレートが生成される場所で、海底を縦断するように連なる巨大な山脈状の地形のことです。
中央海嶺(Mid-Ocean Ridge)は、海洋底にある地球最大の山脈状地形で、プレートテクトニクスにおいて海洋プレートが生成される発散型プレート境界に当たります。大西洋・太平洋・インド洋などの各大洋に存在し、それらがつながった全長約6万キロメートルにも及ぶ地球を巡る海底山脈系を形成しています。
中央海嶺の中心部には「リフト谷」と呼ばれる裂け目があり、そこからマントルのマグマが上昇して冷却・固化することで新たな海洋地殻が次々と生み出されています。この過程を「海底拡大」といい、大西洋では年間数センチメートルほどのペースでプレートが広がっています。
中央海嶺の主な特徴は以下の通りです。
- 水深は通常2,000〜3,000メートル程度で周囲の深海底より高い
- リフト谷に沿って地震活動・火山活動が活発
- 熱水噴出孔(ブラックスモーカー等)が存在し、独自の深海生態系が形成される
- 大西洋中央海嶺・東太平洋海膨・インド洋中央海嶺などが代表例
中央海嶺の発見と研究は、大陸移動説を発展させてプレートテクトニクス理論が確立する上で決定的な証拠を提供しました。深海探査の進展とともにその生態学的重要性も注目されています。
使い方・例文
大西洋中央海嶺は北極から南大西洋まで連なる巨大な海底山脈で、ここで生まれた海洋地殻がゆっくりと移動してやがて沈み込み帯に達する。
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