海底拡大とは?
かいていかくだい
海底拡大とは、中央海嶺でマグマが噴出して新たな海洋地殻が生成され、海底が両側に向かって広がっていく現象で、プレートテクトニクス理論の根幹をなす概念です。
海底拡大(かいていかくだい、seafloor spreading)とは、海洋の中央部を走る中央海嶺(海底山脈)においてマグマが噴出・冷却して新たな海洋地殻が次々と生成され、それが両側へ対称的に移動していく現象です。アメリカの地質学者ハリー・ヘスが1960年代初頭に提唱したことで広く知られるようになりました。
海底拡大の証拠として特に重要なのは海洋底の磁気縞模様です。地球の磁場は数十万年周期で逆転を繰り返してきましたが、中央海嶺から左右対称に広がる海洋地殻にはその逆転の歴史が縞模様として記録されており、海底が時間とともに拡大してきたことを示しています。
海底拡大とプレート運動の関係は以下のとおりです。
- 中央海嶺でプレートが離れ、新しい地殻が生成される(発散境界)
- 古い海洋地殻は大陸プレートとの衝突帯(沈み込み帯)で地球内部に戻る
- このサイクルにより地球の表面積は一定に保たれる
大西洋中央海嶺では現在も年間数センチメートルのペースで拡大が進んでいます。海底拡大説は大陸移動説と統合され、現代のプレートテクトニクス理論の基盤となっています。
使い方・例文
大西洋がかつてのパンゲア大陸分裂以降に現在の幅まで広がってきたのは、中央海嶺における海底拡大が長期間にわたって続いてきたためです。
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