アカテツ科とは?
あかてつか
アカテツ科とは、熱帯・亜熱帯を中心に分布する樹木の植物分類群で、チューインガムの原料となるサポジラなどを含む科です。
アカテツ科(Sapotaceae)は、被子植物に属する植物の科のひとつで、主に熱帯・亜熱帯地域に分布する常緑の高木・低木を多く含みます。世界に約800種以上が知られており、アフリカ・アジア・中南米など広い地域に自生しています。
この科の植物には、茎や葉を傷つけると乳白色の樹液(ラテックス)が出るものが多いのが特徴です。この樹液は「グッタペルカ」や「バラタ」などの天然ゴム状物質の原料となり、かつては海底電信ケーブルの被覆材として重要でした。チューインガムの原料として知られる「チクル」も、この科のサポジラ(Manilkara zapota)から採取されます。
アカテツ科の代表的な種類や利用は以下のとおりです。
- サポジラ(チクルの原料・果実も食用)
- シア(シアバターの原料・西アフリカ原産)
- スターアップル(食用果実・熱帯アジアで栽培)
- カニステル(食用果実・中米原産)
日本では沖縄や小笠原諸島に一部の種が自生しており、植物学・農学・食品産業など幅広い分野と関係する植物グループです。熱帯林の生態系においても重要な位置を占めています。
使い方・例文
植物図鑑や熱帯農業の資料で「アカテツ科に属するシアノキからシアバターが採れる」という形で登場します。また、チューインガムの歴史を紹介する文脈でサポジラとともに触れられることがあります。
この用語をシェア
最終更新: