アオモンイトトンボとは?
あおもんいととんぼ
アオモンイトトンボとは、池や水田などに広く生息するイトトンボ科の小型トンボで、雄の腹部末端に青い紋があることが名前の由来です。
アオモンイトトンボは、イトトンボ科(Coenagrionidae)に属する小型のトンボで、学名はIschnura senegalensisといいます。日本では本州から南西諸島まで幅広く分布し、平地の池・水田・用水路・湿地など止水から緩流域まで様々な水辺環境に生息しています。
外見の特徴は以下のとおりです。
- 雄は腹部の第8節に明るい青色の紋を持ち、これが和名の由来
- 体は細長く、全長は30〜35ミリメートル程度
- 雌は個体によって体色が異なり、緑色型・橙色型・青色型などのタイプが存在する
- 翅は透明で、翅頂に小さな翅紋(プテロスティグマ)がある
アオモンイトトンボは非常に個体数が多く、身近な水辺で最も普通に見られるイトトンボのひとつです。繁殖期には雄が雌に連結して交尾・産卵を行う「連結飛行」が観察されます。
生息環境の幅が広く、農業用水路や都市部の公園の池でも見られることから、一般の人が最初に出会うトンボのひとつになることも多いです。一方、個体数が多いことから環境教育や生態観察の入門種としても活用されており、身近な自然の豊かさを象徴する生物のひとつといえます。
使い方・例文
夏に水田の畦道を歩くと、アオモンイトトンボが稲の葉先に止まって休んでいる姿がよく見られ、昆虫観察の入門として紹介されます。
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