アオウミウシとは?
あおうみうし
アオウミウシとは、日本近海を代表する美しい青色のウミウシで、背面の鮮やかな色彩が特徴的な軟体動物です。
アオウミウシ(学名Hypselodoris festiva)は、裸鰓類(らさいるい)に属する軟体動物の一種で、貝殻を持たない巻貝の仲間です。本州中部以南から東南アジアにかけて分布し、水深10〜30m程度の岩礁域や珊瑚礁周辺に生息します。
最大の特徴はその鮮やかな体色で、背面は明るい青〜青紫色を基調とし、背中央に白い縦線、外套膜の縁には黄〜オレンジの線が走ります。体長は成体で4〜6cmほどになります。背面後部には羽状の二次鰓(にじえら)を持ち、これが外鰓として呼吸に使われます。
アオウミウシの生態における主なポイントは以下のとおりです。
- カイメン(海綿動物)を主な餌として捕食し、消化した化学物質を体内に蓄えて毒として利用する
- この毒が体色による警戒色(アポセマティズム)とセットで機能し、捕食者から身を守る
- 雌雄同体であり、交配相手と互いに精子を交換する
- 寿命は短く、多くの個体が1年以内の生活史を送る
カラフルで美しい外見から水中写真の人気被写体であり、ダイビングで最もよく見られるウミウシのひとつです。類似種も多く、ウミウシの分類・同定は専門的な観察眼を要します。
使い方・例文
スキューバダイビングや磯遊びで岩の陰に青いナメクジのような生き物を見つけた場合、アオウミウシである可能性があります。
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