アウトブレイク調査とは?
あうとぶれいくちょうさ
アウトブレイク調査とは、感染症や食中毒などが集団で発生した際に、原因・感染経路・リスク要因を特定するために行う疫学的な調査です。
アウトブレイク調査(outbreak investigation)は、特定の集団や地域において感染症・食中毒・その他の健康被害が通常より多く発生した際に、原因物質・感染源・伝播経路を科学的に特定し、拡大防止策を講じるために行う一連の疫学的調査です。
調査は概ね次のステップで進められます。
- アウトブレイクの確認と症例定義の設定
- 症例の発見・リストアップと流行曲線の作成
- 記述疫学(人・場所・時間の分布把握)
- 仮説の設定と分析疫学(コホート研究・症例対照研究)
- 環境・検体調査(原因物質の同定)
- 対策の実施と効果の評価
調査の主体となるのは保健所・都道府県衛生研究所・国立感染症研究所などで、必要に応じてWHOやCDC(米国疾病管理予防センター)も国際連携を行います。日本では食品衛生法・感染症法に基づく届出制度が調査の基盤となっています。アウトブレイク調査によって得られた知見は、感染予防ガイドラインの策定や食品衛生管理の改善に活用されます。
使い方・例文
給食を食べた複数の学校で同時期に腹痛・嘔吐が集中発生した場合、保健所がアウトブレイク調査を開始し、共通食材の検体検査や喫食状況の聞き取りを行います。
この用語をシェア
最終更新: