アウトフローとは?
あうとふろー
積乱雲や雷雨から地上へ吹き出す冷気の流れで、気象現象の発達や変化に影響する風です。
アウトフロー(outflow)とは、積乱雲や雷雨セル(雷雨の単一細胞)から地上に向かって広がる冷たい空気の流れのことです。日本語では「流出流」や「冷気外出流」とも呼ばれます。
発生の仕組みは次の通りです。積乱雲の中では強い下降気流(ダウンドラフト)が生じており、雨滴の蒸発によって冷やされた空気が地上付近に達します。この冷気は地表面を四方に広がり、周囲の暖かい空気と境界面(アウトフロー境界、またはガストフロント)を形成します。
アウトフローが気象に与える影響は大きく、主に以下の点が重要です。
- ガストフロントが別の暖湿気と衝突すると、新たな積乱雲が発生・発達するトリガーになる
- スコールラインや線状降水帯の維持・移動に関係する
- 航空機の離着陸時にウインドシアーを引き起こし、飛行安全上のリスクになる
- 竜巻の発生メカニズムとも関連する
アウトフローが特に強い場合は、地上で突風(ガスト)として現れ、落雷や大雨より先に到達することがあります。気象観測や航空気象の分野ではレーダーやドップラー速度計でアウトフローの動きを監視し、危険な気象現象の予測に役立てています。
使い方・例文
雷雨が接近する前に突然冷たい強風が吹き込む現象がアウトフローで、航空管制や気象解説で「アウトフロー境界が通過した」と表現される場面があります。
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