ちょうこくぐ座とは?
ちょうこくぐざ
ちょうこくぐ座は、南天に位置する小さな星座で、彫刻家が使う「彫刻刀(ビュラン)」をかたどった88星座のひとつです。
ちょうこくぐ座(学名:Caelum)は、南天に位置する非常に小さな星座で、国際天文学連合(IAU)が定めた88星座のひとつです。名前はラテン語で「彫刻刀」や「鑿(ノミ)」を意味するカエルムに由来しており、彫刻家が石や金属を彫るための道具をイメージしています。
この星座は18世紀のフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカイユによって設定されました。ラカイユは1751〜1752年に南天を精密に観測し、当時まだ正式な星座がなかった南天の領域に多くの新星座を設定しました。ちょうこくぐ座もその一環として誕生した近代星座です。
ちょうこくぐ座はうさぎ座とはと座の南に位置し、面積は約125平方度と全88星座のなかでも小さい部類に入ります。主な星が暗いため、目立ちにくい星座のひとつです。
主な特徴は次の通りです。
- 面積は約125平方度と小さめ
- もっとも明るいα星でも4等星台であり、市街地では見つけにくい
- 南半球から見やすく、北半球の中緯度以北ではほぼ観察できない
- 際立った散開星団や星雲は少ない
地味な印象の星座ですが、ラカイユが設定した「工具・科学器具系」の星座群のひとつとして、天文学史の文脈では重要な位置づけを持ちます。
使い方・例文
ちょうこくぐ座は天文書や星図で南天の小さな星座として紹介されます。南半球への旅行やプラネタリウムで全天の星座を学ぶ際に、その存在を確認できます。
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