かす汁とは?
かすじる
かす汁とは、酒粕を溶かし込んだ味噌仕立ての汁物で、体を温める冬の定番料理です。
かす汁は、日本酒を製造する際に生じる副産物「酒粕」を味噌汁や出汁に溶かして作る温かい汁物です。酒粕には発酵によって生まれたアミノ酸やビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれており、栄養価の高い料理として古くから親しまれてきました。
作り方は、だし汁に溶いた酒粕と味噌を合わせ、大根・人参・こんにゃく・油揚げ・鮭や豚肉などの具材を煮込むのが基本です。酒粕の量や味噌との割合によって風味が変わり、各家庭や地域ごとに異なる味わいがあります。
特に近畿・北陸地方では冬の郷土料理として根付いており、灘や伏見などの酒どころ周辺では質の高い酒粕が手軽に入手できたため、文化として定着しました。寒い季節に体を内側から温める「温活」料理としての役割も大きく、現代でも健康食として注目されています。アルコール分は加熱によってほぼ飛ぶため、子どもや車の運転をする人でも安心して食べられます。
使い方・例文
冬の晩ご飯に鮭とかす汁を組み合わせると、体が芯から温まります。正月に余った酒粕を活用して翌日の朝食に作る家庭も多いです。
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