害虫とは?種類・益虫との違い・対策をわかりやすく解説
公開 2026年7月19日
この記事は 「害虫とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。
害虫とは
害虫とは、人間の生活・農業・健康などに悪影響を及ぼす昆虫やその他の節足動物の総称です。ただし「害虫」という区分は生態学的に固定されたものではなく、人間の立場や状況によって定義が変わります。
害虫の主な種類
農業害虫
農作物を食い荒らし、収穫に損害を与える虫です。アブラムシ・ウンカ・コナジラミ・ハダニ・イモムシ(チョウやガの幼虫)などが代表例で、大発生すると農家に深刻な被害をもたらします。
衛生害虫
人や動物に直接的な健康被害を与える虫です。蚊はデング熱・マラリアなどを媒介し、ゴキブリはサルモネラ菌などの病原体を運びます。ハエ・ダニ・シラミ・ノミなども衛生害虫に分類されます。
不快害虫
直接的な実害は少ないものの、見た目や臭いで不快感を与える虫です。チャバネゴキブリ・ムカデ・ゲジゲジ・カメムシなどが該当します。
益虫との関係
同じ虫でも、場面によって害虫にも益虫にもなります。例えばミツバチは農作物の受粉を助ける益虫ですが、建物内に巣を作れば刺傷の原因となり危険視されます。テントウムシはアブラムシを食べる益虫として農家に歓迎される一方、増えすぎれば農作物に影響することもあります。「害虫か益虫か」は人間側の視点で決まるという点を理解しておくことが大切です。
害虫への対策
害虫対策は大きく物理的防除・化学的防除・生物的防除の三つに分けられます。網戸や防虫ネットで侵入を防ぐ物理的防除は最も安全です。殺虫剤・忌避剤を使う化学的防除は即効性がありますが、環境や人体への影響を考慮して使用量を守る必要があります。天敵となる生物を活用する生物的防除は環境にやさしい手法として注目されています。日常的には、食べ物のカスや水分を放置しない・隙間をふさぐといった環境整備が害虫の発生を抑える基本です。