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あくびとは?口が大きく開く不思議な生理現象をわかりやすく解説

公開 2026年7月22日

この記事は 「あくびとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

あくびとは

あくびとは、口を大きく開けて深く息を吸い込み、その後ゆっくりと吐き出す生理現象です。同時に目に涙が浮かんだり、体が伸びをしたりすることもあります。眠いときや退屈なとき、疲れているときに起きやすいことは多くの人が経験的に知っていますが、なぜあくびが出るのかについては、実はまだ完全には解明されていません。

あくびが起きる理由の諸説

長年「あくびは血液中の酸素が不足したときに多くの空気を取り込むための行為だ」と考えられていましたが、現在ではこの説を支持する科学的根拠は乏しいとされています。現在有力とされているのは、次のような説です。

脳の温度調整説

あくびをすることで外気が口から取り込まれ、脳や頭部の温度が下がるという説です。眠気を感じると脳温度がわずかに上昇することがあり、あくびはその温度を適切な範囲に戻すための冷却行為である可能性が指摘されています。実際に、頭部を冷やした状態ではあくびが減るという研究報告もあります。

覚醒・リセット説

あくびは、眠気や退屈で低下した覚醒水準を引き上げるためのリセット行為であるという考え方もあります。あくびの際には顎の筋肉が大きく動き、中耳の圧が変化し、涙腺や唾液腺も刺激されます。これらの反応がまとまって、脳を「もう少し起きていよう」という状態に向けて切り替えているとも考えられています。

あくびがうつる現象

他の人があくびをしているのを見たり、あくびの話を読んだりするだけで、自分もあくびをしたくなる経験は多くの人にあるでしょう。この「もらいあくび」は、他者の行動を無意識に真似しようとする脳の働き(ミラーニューロンの活動)や、共感能力と関連していると考えられています。研究によると、共感能力が高い人ほどあくびがうつりやすい傾向があるとも報告されています。また、親しい相手のあくびほどうつりやすいという報告もあります。

動物もあくびをする

あくびをするのは人間だけではありません。犬や猫はもちろん、魚類や爬虫類にもあくびに似た行動が観察されています。動物のあくびには、緊張を和らげるカーミングシグナルとしての役割があるとも言われており、犬があくびをするときはストレスや不安を感じているサインであることがあります。あくびは生き物に広く共通する、非常に古い生理的行動のひとつと考えられています。

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